お子さん、どんな靴を履いていますか?

自分で歩けるようになると、子どもの足はぐんぐん成長し、歩き方も変化していきます。靴に必要な機能も成長に応じて変わってくるため、足に合った靴選びはとても重要です。大人の足とは異なり、子どもの足は未完成の「軟骨」でできています。その軟骨のまわりを脂肪で守っていて発達していくと次第に硬い骨が成長して、関節が組みあがっていきます。大人の足になるのは16歳~18歳と言われているので、子どもの足の骨は軟骨のため外部からの圧力で足が変形しやすい時期です。幼児期に合わない靴を履いていると、骨の正しい成長が妨げられたり、足の機能不全になるといわれています。小さい靴をそのまま履かせていると足の指が丸まり、骨の成長を邪魔してしまったり、逆に大きな靴でも靴の中で足が滑り足の指が曲がってしまいます。子どもは足の神経が未発達なので、あまり気にならずに履いてしまいます。靴底がツルツルになっているものや、穴が開いている靴、踵を踏んでいて形が崩れてしまっても動きやすいとは言えません。足は身体の土台部分です!土台が崩れてしまっては長く歩けなかったり疲れやすくもなりますし、姿勢を保つということにも影響してしまいます。姿勢の悪さが運動のしにくさにもつながり、本来の能力も発揮できなくなってしまいます。土台をしっかりと育てて運動能力の向上にもつなげてあげましょう。

では、どんな靴を選んであげるといいでしょうか。年齢別の靴の選び方についてお話しします。

大きなポイントは以下の3つです。

  1. 中敷きが外せる(靴のサイズは中敷きでチェック。指1本分の余裕が必要)
  2. かかとの芯がしっかりしている(かかと部分を押してしっかりとした硬さがあるか確認)
  3. つま先の曲がる位置が関節にあっている(靴のつま先部分がつま先の付け根で曲がるか)

次のサインが見られたら靴の交換を検討しましょう。

  1. サイズアウト (足の爪が割れたり、爪の色が悪くなったりすることもあります)
  2. 靴の摩耗 (穴が開いて砂などが靴の中に入ってしまったり、靴底がすり減って滑りやすくなるとケガにもつながってしまいます)
  3. かかとのホールド感がなくなっている(足首のサポートができなくなってしまいます)

※子どもの足は成長が早いため、靴はきれいでも3~6カ月と言われています(実際にはそんなには替えられないですよね・・・)。

今回は子どもの靴についてお話させていただきました。是非一度お子さまの靴を見てみてください!!
靴のサイズやどんな靴がいいのかなどの相談も是非お待ちしております。
いつでもスタッフにお声掛けくださいね。
理学療法士 高木亜紀

こらいずでは年2回の避難訓練を実施しております。避難訓練は火災、地震、不審者侵入などを想定し、子どもの安全確保と非難を最重点に、消防署への通報、消化器の使用手順の確認などを行っております。今回は令和7年7月31日(木)火災想定の避難訓練を実施しました。NPO法人児童クラブなんたらカンタラとの連携・応援協力を結ばせていただいていることから、非常災害時の避難先は「なんたらもっち」とさせていただいております。ここですと、子どもの足でも1分程度で移動できるため、雨天や冬季でも安全に避難できると考えております。
今後も定期的に避難訓練を実施していく予定ですが、何かお気づきのことがありましたらお知らせいただきますよう願いいたします。

鷹栖保育園すみれ組(年長児)出前授業をおこないました

こらいずでは鷹栖保育園年長児に対して、就学に向けた心構えや準備などについて出前授業を実施しております。今年度は年3回の開催を計画し、9月1日(月)に2回目の授業を行いました。
内容は「お名前書けるかな?」「座って先生のお話をしっかり聴こう」「お友達と協力して頑張ろう」など、就学までに身についてほしい課題を中心に取り組んでもらっています。読み書きの得意な子・苦手な子など子どもによって様々ですが、みんな一生懸命取り組んでいました。
「就学までに備わってほしいこと」は図のとおりですので、参考にしてみてください。すべてができていないといけないわけではありませんので、心配しすぎませんように。

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